現在、コンピュータで扱える画像ファイルの形式に多岐にわたりますが、 ホームページ上で扱える(ブラウザ単体で表示できる)画像ファイルの形式はGIF、JPEG、PNGの三種類です。 これらの形式はファイルの大きさを小さくするために圧縮と呼ばれる手法を用いています。
GIF、JPEG、PNGの概要を示します。
これらの形式以外のファイルを扱うにはプラグインという他のソフトが必要になります。
GIF、JPEG、PNGの画像ファイルをホームページに表示させるにはIMG要素を使います。 BRやHR要素と同様に終了タグは不要です。 この要素では最低限、画像ファイルを指定するsrc属性を指定します。
src属性で表示する画像のファイル名やURLを指定します。
<IMG src="ファイル名またはURL">
<IMG src="sample.jpg">
HTMLファイルと異なるサイトのファイルを表示できます。
<IMG src="http://blog.k-sakabe.com/resources/DSC09897.jpg">
ファイル名やURLの指定を間違った場合、画像は表示されません。代わりにファイルが存在しない事を示す表示になります。
この属性は画像を表示できないブラウザで画像の代わり説明の文を指定します。
<IMG src="sample.jpg" alt="霞に埋もれる研究所棟">
使用しているブラウザで画像の表示を抑制できる場合、表示を抑制し、この属性に指定した文が表示されるかを確認してください。
この属性は画像にマウスポインターを合わせたときにツールチップとして表示させたい文を指定します。
例えば、「霞に埋もれる研究所棟」と表示させる場合、次のように記述します。
<IMG src="sample.jpg" title="霞に埋もれる研究所棟">
画像にポインターを合わせ、ツールチップが表示される事を確認してください。
画像の周囲にある他の画像や文字との間に余白は、hspaceおよびvspace属性を使い、指定します。 前者は画像の左右に、後者は画像の上下に指定したピクセルだけ余白を作ります。
たとえば、画像の周囲に20ピクセル分の余白が必要であれば次のように属性を指定します。
<IMG src="sample.jpg" hspace="20" vspace="20">
余白の指定の有無で表示は次のように変わります。
余白無し | 余白あり |
---|---|
![]() |
![]() |
画像の周囲に枠線を付けたいときは、border属性を使います。たとえば、周囲に幅2ピクセルの枠線を表示させるには次のように属性を指定します。
<IMG src="sample.jpg" border="2">
この記述を使うと次のように表示されます。
表示される画像の大きさを変えることができます。幅と高さの両方を指定するwidthとheight属性を使います。両方を同時に使うこともできますが、一方だけを使うこともできます。
<IMG SRC="sample.jpg" width="100" height="100">
画像の縦横比は無視され、指定した幅と高さで表示されます。
<IMG SRC="sample.jpg" width="200">
縦横比に基づいて高さを自動的に調節してくれます。
画像の周囲に文章がある場合、表示はどうなるのでしょう。文章と同じ段落の中に画像を張り込むと次のような表示になります。
文章と同じ段落内の画像を表示した例です。どんな風に表示されるかを確認してください。おかしな感じで表示されているはずです。
画像の周囲の文を画像のどの位置に揃えるかはalign属性で指定します。この属性には次の値を指定できます。デザインに関わる属性なので将来的に廃止される可能性があります。
値 | 動 作 |
---|---|
left | 画像を文章の左側に配置します。 |
right | 画像を文章の右側に配置します。 |
top | 画像の上端に文字を揃えます。 |
middle | 画像の中央に文字を揃えます。 |
bottom | 画像の下端に文字を揃えます。 |
属性値leftとrightを指定した例を示します。
align属性の値 | 表示例 |
---|---|
指定無し | 文章と同じ段落![]() |
align="left" | 文章と同じ段落![]() |
align="right" | 文章と同じ段落![]() |
align="top" | 文章と同じ段落![]() |
align="middle" | 文章と同じ段落![]() |
align="bottom" | 文章と同じ段落![]() |